まず、内訳書を、外部と内部に分けます。
次にタイルの張る部位にわけ(外壁、ポーチ床、流し前壁、エントランス床等)、それぞれのタイルの種類、仕様を記入していきます。
仕様部分に、○○同等品とありますが、設計図書にタイルのメーカー種別、製品番号などが記載されていることが多く、その記載されている番号と同等の品物で見積もっていますという意味です。
「同等品以上」という表現もします。
次に形状に分けます。
タイル工事の場合、役物は、非常に原価に影響を及ぼします。
建築費圧縮のために、コーナー部分をコンクリート+塗装に変更することもあります。
ボックスとは、3面部分の角に張るタイルのことです。
内部のタイルに陶器質タイルと記入していますが、タイルは素地から分けると、下記の種類に分けられます。
1.陶器質----素地は多孔質で吸水性が大きい。
2.磁器質----素地は透明性があり、緻密で硬く、吸水性はほとんどない。
3.せっ器質----磁器のような透明性はないが、素地は硬く吸水性は少ない。
4.その他----上記以外に、セラミックで出来たセラミックタイルや土器質に近いテラコッタタイル等があります。
また、最近外壁に使用し汚れがつきにくいタイル、浴室の床の滑らないタイル等各メーカーでしのぎを削っています。
最後に、副資材(そのタイルを施工するために必要なタイル以外の材料)、タイルクリーニングの単価を入れて完成です。
クリーニングは、ここに入れないで、仮設工事の清掃費に入れることもあります。
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