設備電気工事 安全管理

工事現場の安全対策における必需品!電動工具絶縁チェッカー

2012年4月2日

いままで、「33.安全管理」のカテゴリーは、12回、記事を書いてきました。

今回は、電動工具の絶縁を調べる機器を紹介します。

最近は、携帯にも便利で、簡易な優れものが多々そろっています。
そのなかで「テンパールMC−3」を、現場で使用しました。

この機器の特長は、下記です。

  • ポケットサイズで携帯可能です。
  • 2つの項目が同時チェックできます。
  • a.電動工具のACラインと本体表面間の絶縁良否
  • b.電動工具の本体表面とアース線(プラグ側)の導通
  • 操作は測定ボタンを押すだけです。
  • 合否結果がランプ点灯(4種類)ですぐわかります。
  • 二重絶縁工具も付属の接続リード線を使用して測定可能です。

それでは、さっそく測定してみます。

  1. 電動工具のプラグを、本器のコンセントに差し込みます。
  2. アース線を本器のアース端子に接続します。
  3. 付属の測定リード線のプラグを本器のシャーシ端子に差し込みます。
  4. 測定リード線のクリップを電動工具の本体表面に接続します。
  5. 電動工具のスイッチをON状態に保持します。
  6. 本器の測定ボタンを押します。

実際に、現場において測定をしている状況です。
測定している電動工具は、電動ピックと、電動サンダーです↓
(クリック拡大)

測定結果がすぐに表示されます。

四つの、合格ランプ・不良ランプ・断線ランプ・電池ランプが、それぞれ点灯します。

この測定結果によって、以下の判断がなされます。
※合格ランプ
絶縁抵抗1Mω以上・アース線良
※不良ランプ
絶縁抵抗1Mω未満・アース線良
※断線ランプ
アース線不良または、測定リード線接続不良
※電池ランプ
本器の性能が保たれる電池電圧のとき

下記写真は、異常な場合と、正常機器の場合のランプ点灯状況です↓
(クリック拡大)

この機器の仕様です。

  • 絶縁測定 JIS C 1302-1994 に準拠
  • 定格電圧 DC500V
  • 定格測定電流 0.5mA
  • 判定値 1MΩ以上"合格"
  • 無負荷電圧 650V以下 導通測定
  • 判定値 500Ω以下
  • 使用温湿度範囲 0~40℃
  • 保存温湿度範囲 -10~60℃
  • 使用電池/電池の寿命 単3電池 4個/100回/日の測定で約1ヶ月
  • 電池消耗表示 電池ランプによる
  • 絶縁抵抗 DC500V 50MΩ以上(内部電気回路と外箱間)
  • 耐電圧 AC3700V 1分間(内部電気回路と外箱間)
  • 質  量 約210g(電池含)
  • 外形寸法(mm) L165×W71×H35
  • 付属品 測定リード線:1本、接続リード線:1本、単3電池:4個、 自己チェック用抵抗1ヶ、携帯用ケース1ヶ
  • 型式 MC-3A
  • 標準価格 14,400円

これから先も、現場において安全は最優先されます。
安全を充分考慮し、 感電事故などを起こさないためにも、このような簡易で正確な、点検機器が必要と考えます。

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