試験・調査

ボーリング調査(標準貫入試験)地盤の強度を知る方法!

2007年12月2日

延べ労働者数 1,933 人

建物を構築する前に、最初にその建物の建つ場所の、地盤を調査します。

一般的に地盤調査とは、構造物などを立てる際に必要な地盤の性質の把握などを目的として、地盤を調査することです。

この調査をおこない、地盤強度、地質等を判明させ、構造物の設計を行ないます。

基礎形式の選定や土工事の施工方法の決定のためにも必要です。

近年では、地震防災との関連もあって、その重要性はますます増しています。

地盤調査の一般的な手法は、下記が挙げられます。
※ボーリング調査
※標準貫入試験
※平板載荷試験
※スウェーデン式サウンディング試験
※動的コーン貫入試験
※ポータブルコーン貫入試験
※オランダ式二重管コーン貫入試験
※レイリー波探査試験など。。。
今回は、ボーリング調査及び標準貫入試験を紹介します。

ボーリングとは、地盤中に孔をあけることや、孔を使う各種の試験、資料採取等のために削孔等をすることを言います。

ボーリングの方法は、ロータリーボーリング、オーガーボーリング、試掘、コアボーリングなどがあります。

サウンディングとはロッドにつけた抵抗体を地中に挿入し、貫入、回転、引抜き等の抵抗から地層の性状を探査することを指します。

その分類の一つに標準貫入試験があります。

これは、質量63.5±0.5kgのドライブハンマーを75±1cm自由落下させて、ボーリングロッド頭部に取り付けたノッキングブロックを打撃し、ボーリングロッド先端に取り付けた標準貫入試験用サンプラーを地盤に30cm打ち込むのに要する打撃回数を測定する試験です。

この打撃回数をN値と呼びます。

この試験と同時に乱さない土の資料の採取(サンプリング)を行うことが一般的です。

つまり、「ボーリングを行い、各種の試験調査をする」この一連の作業をボーリング調査、標準貫入試験と称します。

長所としては、多くの国で基準化された試験方法で、結果の評価・対比が容易であること、現状の土を採取でき、土の観察が容易(物理的な土質試験に使える)であること、又、N値の利用分野が各種の規準で確立しており、過去データが多数蓄積されている等が挙げられます。

短所は、広い調査スペース(乗用車2台分以上)を確保する必要があり、試験時間が長く(場合によっては数日)、コストが比較的高いこと等があります。

地盤調査にあたり、地層構成が複雑な軟弱地盤の場合は、不同沈下が起こりやすいので、広い範囲で調査する必要があります。

最近問題になり始めたのが土壌環境問題です。

住宅地図・地形図及び謄本等から土地の履歴を調べ、土壌汚染の可能性についてチェックします。

また、土壌採取・分析することで汚染項目(直接採取のリスクがある第二種特定有害物質)による土壌環境状態を確認する必要があります。

下記写真は、実際のロータリーボーリング装置による地盤調査状況と、採取したサンプリングの状態です。

ボーリング調査02 ボーリング調査01

土質試験機ボーリング調査写真撮影用スチール黒板




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