以前の記事「山留工事(親杭横矢板工法)」で、土留め工事において、矢板を入れている状況を、もっと知りたいというコメントがありました。
最初に、矢板の仕様です。
矢板面積 150㎡
矢板の厚さ 30m/m
平均切断寸法 1、420m/m
次に、横矢板入れ作業手順です。
1. 矢板を入れる所の長さを測る。
2. 矢板の切断をする。
3. 矢板を必要量、配置する。
4. 裏の土を、矢板が入る程度、掘削する。
5. 矢板を入れる(根伐底より矢板1枚分掘下げる)。
6. 裏込めをする。
7. キャンバー締めを行う。
8. キャンバー押え桟木を取付ける。
9. H鋼とH鋼との間隔が、設計寸法より大きくなれば、矢板の問にバタ角を入れる。
10. 埋設物があれば、周りの矢板の補強をする。
横矢板は、親ぐい(H鋼)のフランジに十分かかる長さのものを用います(3㎝以上)。
よって今回は、親杭(200*200H鋼)間が1500㎜なので、長さが1360㎜以上の板を、使用しています。
それではさっそく、ビデオをご覧ください。
https://youtu.be/dqKqaWI25FE
矢板入れ作業は、土止め支保工作業主任者の指示のもと、的確な安全作業が要求されます。
施工計画書(組立計画)及び、横矢板厚さ計算書の確認はもちろん、準備作業、機械工具の点検、仮設施設の点検など、周到な準備も必要となります。
軽くて強いアルミ矢板【3.0m】【送料無料】土留用材 アルミ矢板 HAY3833N 3.0M ホーシン(hoshi...
関連記事もご覧ください