建築工事現場の、鉄筋圧接状況を、紹介します!
ポイント
RC造、SRC造の鉄筋工事において、鉄筋を現場で所定の形状・寸法にて組立をおこなうためには、材料を加工場で、搬入出来る所定の長さに切断・加工します。

例えば、スパン8mの梁筋は、上筋は中央で継ぎ、下筋はL/4の位置で継がなければならず、4m+定着分の形状の上筋、2m+定着分の形状の下筋を加工場で製作し、現場に搬入します。
(一般的に、相互間の継手の位置の規定(隣り合う圧接位置は400以上離す)があるので、上筋だと4.5m+定着長、3.5m+定着長のようになります。)
鉄筋継手の1つとして「ガス圧接継手」が存在します。
ガス圧接継手は、鉄筋同士を突き合わせ、周辺を酸素・アセチレン炎で加熱し同時に軸方向を加圧することで、接合面が結合され一体となる継手です。
工事現場に於いて実際に圧接作業をしている状況を、ビデオでご覧下さい↓
ガス圧接継手は、鉄筋同士を突き合わせ、周辺を酸素・アセチレン炎で加熱し同時に軸方向を加圧することで、接合面が結合され一体となる継手です。
過去25回の鉄筋工事記事のなかで、圧接関係は、6記事あります。
ご覧下さい!
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鉄筋のガス圧接状況(はじめてのビデオ編)
鉄筋ガス圧接とは、鉄筋と鉄筋を接合する継手工法です。
接合する鉄筋の端面の付着物を完全に除去し、鉄筋を圧接器を用いて付き合わせ、鉄筋軸方向に圧力を加えながら、付き合わせ部分を酸素・アセチレン炎で加熱し、さらに圧力を加え接合する方法です。
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現場に出る前に知っておくべき「鉄筋圧接外観検査」のこと
鉄筋の圧接試験は、過去にも2回、記事にしています。 「鉄筋圧接引張試験」と、「鉄筋圧接部超音波探傷試験」です。 今回は、「外観検査」に関して記載いたします。 外観検査はガス圧接施工の良否を判定する検査 ...
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いつもより一歩踏み込んだ「鉄筋ガス圧接作業手順」必見!
加圧及び加熱作業は、次の順序及び方法で行うのを標準とする。
①圧接器取付
鉄筋に圧接器を取付、加圧したとき、鉄筋突き合わせ面の隙間が2mm以下で、偏心、曲がりのないことを、目線によって確認する。
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恥をかかないための最低限の「鉄筋圧接引張試験」知識
鉄筋工事におけるガス圧接作業に関しては、以前も記事(2007/12/14ガス圧接)にしましたが、今回はそのガス圧接部分の、破壊検査である引張り試験を紹介します。 鉄筋の圧接部分の検査は、圧接箇所の全数 ...
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「鉄筋ガス圧接」この日本が発明した世界的技術を大いに自慢しよう!
鉄筋をつなぐ方法には、
鉄筋を一定の長さに重ねる「重ね継手」、
鉄筋を加熱・加圧しながらつなぐ「ガス圧接継手」、
カプラーなどによって鉄筋をつなぐ「機械式継手」、
溶接による「溶接継手」の4つの工法があります。
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建築工事現場における 「鉄筋圧接部 超音波探傷試験」概略
1994年、鉄筋のガス圧接工事標準仕様書において、鉄筋ガス圧接部の検査における主たる検査方法の位置づけが、従来の引張試験から、外観検査と超音波探傷検査に変わりました。 最近は、超音波探傷試験が主流とな ...
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