分譲マンションに取り付ける、各戸の玄関ドアを紹介します。
現在、一番大切な機能がセキュリティです。
各メーカーいろいろな工夫された製品が出ています。
通常共用部分の入口(エントランス・風除室など)に、インターホン及びテンキー(カメラ付きオートロック操作盤)などを設置し、そこで操作してから建物の中に入るようになります。
さらに、各戸の玄関でドアホン等にて通話をし、解錠する仕組みです。
つまり、部屋に入るのに、少なくとも2度、建具を通過するわけです。
各住戸にはカラーモニター付きハンズフリーホンなどが設置されています。
24時間体制セキュリティシステムにて、住民、管理人、警備会社(監視センター)等が連動していることも多々あります。
一般的な、ドアに対するセキュリティの大切な考え方の事項として、下記が挙げられます。
1.鍵は、ノブ(取手)の部分とは別の箇所に取付ける。
これは、ノブにカギ穴が付いているものは、ノブごと、もぎ取られたり、こじ開けられたりする可能性があるからです。
ノブとカギ穴が別に付いているものを選ぶか、補助錠を付けることが大切です。
2.ドアとドア枠のすき間から閂(かんぬき)が見えていると、こじ開けられる可能性があるので、すき間を隠すものを取り付けることが常識です。
3.「ワンドア・ツーロック」が基本です。
1つのドアに錠を2つ以上付けること(主錠の他に補助錠を付けて防犯性を高めること)です。
錠が2つ以上付いていれば、侵入に要する時間も2倍以上かかります。
補助錠は主錠と離れた位置(上または下)に付けると効果的です。
4.丁番を壊されるとドアが外れることから、丁番は3箇所に付けることが望ましいです。
外開きドアは丁番が室外側に露出してしまい、はずされやすいので、ドアボスを付けたほうがベターです。
5.郵便受けは、郵便物差し入れ口から手を差し込まれてもサムターンに手が届かない位置に取付けることが基本です。
6.バールなどでこじ開けられたり、衝撃にも耐えられるように、丈夫な材質を使用します。
通常スチール製が多いです。
また、ガラスを使用する場合は、破壊に強いガラスを使用し、割られても手を差し込めないようにガラスの幅を狭くすることです。
7.ドア全開させないためのドアチェーン、ドアガードを取付けます。
8.ドアを開けずに来訪者を確認するための広角レンズ(ドアスコープ)を取付けます。
9.夜間は明かりをつけて不審者の隠れる場所を少なくします(ドアライト)。
10.鍵の種類にこだわります(ディンプルキーなど)。
いずれにしても、これからもさらに、セキュリティシステムは過剰になっていくのはまちがいないでしょう。
私が子供の頃は、家に鍵をかけることもせず、出歩いていたのですが、これから先、そのような世情になることはないのでしょう。。
最近の一般的な分譲マンション各住戸玄関ドアです↓
(クリック拡大)
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