型枠工事

型枠取付状況その2(作業標準書の一部を抜粋)柱・壁建込み手順

2007年12月8日

以前の記事(型枠取付状況2007/05/04)に引き続き、型枠工事を紹介します。

鉄筋コンクリート造の建物の出来映えは躯体コンクリートの精度によって大きく左右され、更にこの躯体は型枠工事の優劣によって決まります。

つまり型枠工事は、コンクリート造の建物の基本となるもので、綿密な計画と慎重な施工が大切です。

型枠工事の、一般的な作業標準書の一部を抜粋します。

<使用工具>
電気ドリル、丸のこ、ハンマー、鋸、バール、墨壷、スケール、下振、スパナ、電工ドラムなど。

<柱型枠の建込み>
1 レベル墨より床面根巻までの寸法出しを行う。
2 柱型枠のレベル合わせを行う。
3 型枠を組立て取付ける。
・作業前の再確認
・柱型枠建込場所
・施工図の確認
・梁型の形状、寸法の確認
・東西南北、上下の確認
・柱底部のコンクリート面確認
・部材建込み
・釘、結束線、番線等にて仮止めする
・仮止めのまま放置しない
・足元、頭部の固定
・垂直、水平のチェック
・取付物のチェック(面木、金物)
・大面、小面の組立て
・墨合わせを行い、セパレーター等を取付ける
・端太パイプを取付け、締付ける(縦、横方向とも)
・フォームタイの緩み確認、
・チェーン、サポート等にて柱型枠の倒れ防止を行う
・控え用アンカー等の確認
・建入直しを行う
・建入精度をチェックする

<壁型枠の建込み>
1 レベル墨を出す
2 パネルを割付け、組立てる
・壁内部の清掃確認
・鉄筋等の確認(倒れ、不良等)
・差筋に注意し、養生の確認をする
・外壁型枠受敷端太取付け
・パネルを所定の位置に建込む
・横から釘打を行なうので打方に注意する
・二人以上の共同作業とする
・レベル確認
・取付根元を墨に合せ固定
・パネル相互の桟木を釘止
・堰板のずれ等を確認
・セパレータのピッチ確認後穴あけ
・セパレーター取付け
・端太パイプの取付け、締付け
・横端太のジョイントは同一箇所でしない
・パイプ等の締め忘れが無いことの確認

型枠計画は、安全で、且つ、要求品質に見合った精度で施行する工法を採用できないかという観点でチェックする必要があります。

下記写真は、某マンションの工事現場において、外壁の型枠を取付け、締め込んでいる作業状況です。

型枠締付01

動画を、YouTubeにアップしました。
ご覧ください!
https://youtu.be/m_i4OwJKZms

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