過去、木製建具工事に関する記事は、「建具枠取付(木製建具工事)」だけです。 軽量鉄骨間仕切壁への取付方法は、 枠周囲に隅を押さえ、間隔450mm程度に接着剤を用いてくさび
建具枠取付(木製建具工事)建築工事編
をかい、平金物を当て木製枠にネジビス留めが一般的です。
カテゴリー「18.建具工事」のすべてにおいても、6回しかなく、今後増やしてゆきたいと考えています。
今回の見積もりは、お寺の庫裏(くり)を増改築したときに、作成したものです。
鉄骨造の2階建で、増改築部分の面積が、800㎡でした。
毎回のことですが、単価は参考価格です。
それでは、ご覧ください↓
建具工事の見積もりはおおきく分けると、木製建具工事と、鋼製建具工事となります。
鋼製建具の中には、アルミ、スチール、シャッター、軽量スチール、スラィディングウォール、トイレブース、等が含まれます。
さてそれでは、今回の見積書を、説明します。
最初に名称の欄です。
ここには、設計図書の建具表に記載されている建具番号(符号)を記入します。
建具の詳細は、この設計図書の建具表で判断します。
符号の読み方は、下記です。
WD・・・木製戸・扉
WW・・・木製内窓(窓障子含む)
S・・・障子戸、
F・・・襖
WF・・・戸襖
符号の後ろの数字は、図面のなかの設置個所の部位を指しています。
なお、設計者によっては、符号の意味が若干異なることもあります。
形状の欄では、幅と高さの寸法を書いています。
ここに、種別、材質、付属品などを、詳しく書きいれることもあります。
数量、これは建具の箇所数です。
(4枚引き違い戸が2カ所であれば2となります)
摘要の欄には、その他、仕上げ・材質などを記入しています。
誤解しやすいのは、その建具に必要な、硝子・塗装仕上げ等が、見積もりに含まれているかどうかです。
これは、硝子・塗装が別途の場合が多々あるため、明確にしておく必要があります。
下段に、金物・硝子代を一式として入れています。
この項目は、それぞれの建具に金額を足して入れ、省略される場合もあります。
金物とは、建具に付属する丁番、ハンドル、ノブ、把手や錠などを指します。
最後に、取付料・運搬費を入れて完成です。
木製建具は、既製品と製作品があります。
既製品は、メーカーカタログで品番と、定価等を、確認することができます。
この価格に掛け率をかければ、金額の目安にはなります。
製作品は、材質や仕様によってかなりの値幅があり、価格設定は難しいです。
(ドアノブひとつでもいろいろあります)
なお、建具の枠は、建具工事の中に入れる場合と、木工事に分類する場合があります。
既製品は、枠付きの製品がほとんどですので、建具工事の範疇に入ります。
今回の見積もりは、すべて製作品ですので、建具(扉・戸)のみとなっています。
いずれにしても、建具工事の見積もりは、数社に依頼し、比較検討することが大切かと思います。
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