集合住宅(マンション)などに設置することが多い宅配ボックスを紹介します。
宅配ボックスとは、宅配物の受け取り人が不在の際、一時的にその宅配物を保管しておくロッカーのことを指します。
通常、建築工事における見積書に項目を入れる場合は、金属工事もしくは雑工事に分類することが一般的です。
実際に設置される住居(主に集合住宅)の管理者サイドから見ても、そこで日々の生活を営む居住者サイドから見ても、現在なくてはならない設備ではないでしょうか。
宅急便の普及とともに、発生発展していった宅配ボックスは、集合住宅において、受取人不在で管理人室へ荷物を預けるというケースを削減させました。
更に、あずかっていた荷物が紛失したり、盗まれたりなどという管理側と住民側とのトラブル発生を防ぐ役割も担っています。
留守時に配達された荷物を代わって受け取る便利な設備というだけでなく、いろいろな業者が外部から出入りすることを防ぐセキュリティ面からも、現代マンションに標準装備として設置されるようになっています。
わたしの経験からも分譲マンションの設置率は100%に限りなく近いのではないでしょうか。
分類として、「集合住宅用」「戸建住宅用」、稼働形態上として「機械式」「電気制御式」、さらに「電気制御式」の中でも「オンライン式」「オフライン式」に分かれています。
「機械式」とは、ダイヤル錠等の錠前により扉の施解錠を行うロッカーです。
「電気制御式」とは、マイコン等を利用して電気的に扉の施解錠を行うロッカーです。
設置場所は、主にマンションの共用施設としてのエントランスホール内に設置されます。
設置には、据置き/埋め込みの2通りの方法があります。
最近の機能はてんこもりで、まるで現在の携帯電話機能と競い合っている感さえします。
以下、機能です。
1.クリーニングボックス
2.DPE 現像サービス
3.宅配物の発送
4.書留郵便物の預け入れ
5.クレジットカード操作
6.クレジットカード決済
7.インターネット対応
8.非接触キー連動システム
9.インターホン連動システム
10.受領印はスタンプ、プリンター印字、レシート発行
11.インターホン連動
12.オートロック操作盤着荷表示
13.別着荷表示
14.出前返却ボックス
15.冷蔵ボックス
などなど
保守メンテナンス項目としては、
1. 操作案内・機器故障などの問合わせ窓口開設
2. 現地保守対応
3. クリーニング発送・DPE現像・荷物発送などの集荷業者管理
4. 保険適用(荷物損害賠償保険・動産保険など)
5. 消耗品補充・交換・提供
6. 定期点検・簡易清掃
などがあります。
不特定多数の利用者が存在し、使用することを考慮し、機能性・操作性・確実性・安全性・管理性の優れたものの選択が望まれます。
いずれにしても、安全性が高く多機能であるほど当然高額になるので、住居の目的にかなった宅配ボックスの選定が大切になります。
下記写真は、某マンションの宅配ボックスと集合郵便受設置状態です。
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