2014年、今年初めての記事になります。
今回は、北海道の冬期間建築工事について記述します。
少なくともわたしがこの業界に入った30年前は、冬を通しての作業は、ほとんどおこなっていませんでした。
おこなったとしても、内部の仕上げ工事程度でした。
冬期間は、内地(本州)に、出稼ぎに行ったものです。
最近は、冬を通しての仕事が、結構あります。
その際に必要なものを、「10個」紹介します。
- ジェットヒーター(可搬式温風機)、ブルーヒーター
- 熱風ヒーター、ブライトヒーター、赤外線ヒーター、スポットヒーター
- 灯油タンク、ストーブ、ブルーシート
- コンクリートの温水使用
- 養生上屋・・・以前の記事(冬期養生上屋パネル)参照
- 防寒服、カイロ、手袋、防寒靴、長靴
- 融雪剤、エンカリ
- 除雪道具、ママさんダンプ、除雪機
- 温水機、プロパンバーナー
- そして、冬をのりきる知恵。。。
そんなところでしょうか。
下記写真は、雪かき用の道具です。(右側はご存じのママさんダンプ)
(クリック拡大)
基本は、まずは、なんでもかんでもシートで囲います。
その写真を紹介します。
(クリック拡大)
発電機を使用し、オイルタンクにつなぎます。
(クリック拡大)
このヒーターは、一時間に4.5リットル程度の灯油を使用します。
現在、北海道では、灯油リットル100円程度ですから、1台を24時間焚いていると、24時間*4.5L*100円=10,800円かかります。
コンクリート養生で、2台使用し、初期養生のため3日間焚くと、10800円*2台*3日間=64,800円の燃料費となります。
下記写真は、ビニルダクトを使用し、上屋内部を暖房しています。
(一番右側は、以前の養生パネルに使用した写真です)
(クリック拡大)
これは、工事に使用することはありません。(わざわざ工事用は作らないことが多いです)
ただ、冬の北海道の生活にはかかせなく、住宅を含めいろいろな場所で見かけます。
下記写真は、3m*1.5mの大きさで深さは2mあります。
地下水をポンプアップして使用し、能力も大きいです。(蓋は電動)
(クリック拡大)
よく冬期養生費用を試算して、見積書に反映させるのですが、雪の量、気温、工程、燃料価格、すべて考慮しても、なかなか正確な数字を提示するのは、困難です。
そこには、経験値もとても大切になります。
冬期工事における施工の工夫は、たくさん考えられます。
これからも紹介致します。
【送料無料】まとめ買いが超お得!3050円~ブルーシート ロール 1800巾×100m 薄手 原反 1.8×1...
関連記事もご覧ください