木工事

だからあなたは「木製床組立」で悩まされるんです!

2014年8月18日

木工事の、木床組(もくゆかぐみ)を紹介します。

はじめに結論を言います。

じつは、木製床組立って、簡単なんです。

その理由は、下記です。

  1. なぜかというと、日本家屋の基礎であり、大工であれば大なり小なり経験しています。
  2. そして、長年の歴史があり、その基本は、土台・大引き・根太のみです。
  3. さらに、木材は、加工がしやすく自由性に富んでいます。

 

つまり、これからわたしが紹介する写真の通りに、組み立てればよいのです。

今回は、たくさんの写真を交えて具体的に、説明致します。

必ずこの通り施工すれば、組立がうまくいきます。

施工する順番は下記の通りです。

  1. 土台設置
  2. 束・鋼製束設置
  3. 大引き設置
  4. トリカルネット設置
  5. グラスウール敷き込み
  6. ポリフィルム敷
  7. 根太掛け
  8. 構造用合板貼り

 

この下地の上に、仕上げ材を貼ることになります。

薄い仕上げ材(長尺シート・タイルカーペットなど)の場合は、最後の構造用合板の継手部分が、長年立つと仕上げ材にあらわれてくることがあります。

このような場合は、もう一枚、薄ベニヤ(4mm、5.5mmなど)を貼ります。

フローリング、タタミ、縁甲板などは、この下地の上に貼ることになります。

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

1.最初に使用する材料を紹介します。

もちろん、木材(構造材)土台・大引です。

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続いて、大引の隅角部に使用する金物と、鋼製束です。

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最後に、トリカルネット、グラスウール、構造用合板です。

(クリック拡大)

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2.最初の施工手順は、土台を曳いて、束・鋼製束を立てます。

鋼製束は一般的に、H1200mm程度までが既製品として販売されています。

これをピッチ900程度に、立てていきます。

今回は下地がコンクリートですので、ボンド止めです。

右側の写真は、土台隅部の火打ち金物です。

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3.次に、大引(150*105)を900ピッチで束の上に設置します。

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4.トリカルネットを設置し、グラスウール(16kg)を入れ、ポリフィルムを敷きます。

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5.根太(45*60)を300ピッチで流し、構造用合板を貼って、完成です。

(クリック拡大)

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というわけで、簡単に、簡潔に、木製床組立状況を紹介しました。

うまく施工できたと思います。

それでも悩んでいる方は、コメント下さい。

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